大学生の息子と話をしていた時のこと。
もう20年ほど前の話になりますが
当時通っていた幼稚園では肩から斜めに手拭き用のタオルをかけていました。
幼稚園に行きたくない病で、
息子は毎朝行きたくないと言っていたのを覚えています。
きっとかなり駄々をこねられた末の苦肉の策だったのでしょう。
私は息子にこう言ったそうです。
「この肩からかけているタオルをお母さんだと思ってね
そしてタオルをほっぺに当てるとお母さんに会えるよ・・・」と
息子はその言葉通り幼稚園に着いてバスから降りた途端、
そっとタオルをほっぺに当てたそうです。
お母さんに会えると信じて・・・
しかしお母さんは現れるわけもなく・・・
今となっては笑い話です。
でもそういう記憶は子どもの心に刻まれているのだとちょっと切なくなりました。
確かあの頃は、今休ませたら将来休み癖がついてしまうから・・・と
必死だったように思います。
年を重ねると、なんであんなに焦っていたんだろう?と思ってしまいます。
おむつはずしもそうですね。
時が来れば必ず外れるものなのですが
今がチャンスと頑張りすぎてしまって、そして失敗されるとカリカリしたり・・・
若かったころの自分に言いたいです。
もっと肩の力を抜いて楽にやっていいんだよ、と。
子育て真っ最中のママは、無我夢中で他の事が目に入らないこともしばしば。
勢いでできることもあると思いますが、夢中になりすぎて煮詰まってしまい、
戸惑ってしまうママも多いのではないでしょうか。
時に力を抜いて周りの目を気にしないで
お子さんとゆったり関わってみませんか?
新しい風が吹き込むかもしれませんよ。
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