2016年6月16日木曜日

赤ちゃん返り

先日お産されたお母さんから聞いたお話です。

今回の赤ちゃんは10年ぶりに授かった3人目のお子さん。
上には中2の女の子と小5の男の子がいます。
今回のお話の主人公は小5の男の子です。

とても優しいお子さんでよく買い物について来て荷物を運んだり
お手伝いもしてくれるお子さんだそうです。
お母さんの大きくなっていくお腹をさすったりしながら出産をとても楽しみにしていたようです。

臨月近くになると急に学校でいたずらをしたり、聞き分けがなくなったり、
できることもできないと言ってみたり・・・こんな風に変わってきたそうです。
お母さんは心配されていらっしゃいました。

これはよく言われている赤ちゃん返りなのかしら?
え?5年生なのに?と思うかもしれませんが
いえいえ5年生でも中学生でもそういう心理状態になることがままあります。

今回は出産を機に・・・でしたが、
こういうタイミングはいろんな場面で起こるものです。
それまでの自分の生活がガラっと変わり、母親の愛情や関わりが自分から離れて
一人置いてきぼりになるのではないかという不安に襲われることから
その気持ちが自然と行動に出てしまうのですね。

自立していく段階でふと不安になったり自信をなくしたりしている時に
大好きなお母さんの愛情が欲しくなる時なのでしょう。
今回はちょうど出産と重なり一時的に不安定になっているのだと思います。
ついつい生まれたばかりの赤ちゃんにみんなの目が行き
上のお子さんへの関わりが手薄になってしまいがちですが、
赤ちゃんは他の人に面倒を見てもらっても、上のおこさんに是非目と手をかけてあげてくださいね。

「もう5年生なんだからとか」「男の子は強いんだからとか」「お兄ちゃんになったんだから」などと
プレッシャーをかけることなく、お兄ちゃんになっていく、
そして家族として赤ちゃんを迎え入れることをゆっくりと見守ってあげてくださいね。

決して病気でも異常でもありません。
ちょっとしたお母さんからの言葉掛けやスキンシップ・・・これが何よりの薬です。
この際ちょっとオーバーに褒めてあげたり、存在を認めてあげるような前向きな言葉は
特効薬になることと思いますよ。

これは成長の一つのステップです。
きっとこの山を越えたらより一層素敵なお兄さんになられることでしょう。

お母さんは家族の太陽です。
誰にも代われないオーラやパワーがあります。
焦らず急がす家族の中で温かで穏やかな太陽でいてくださいね!


追記:家事はこの際ちょっと手抜きで大丈夫(笑)


0 件のコメント:

コメントを投稿