2015年12月3日木曜日

10ヶ月間の楽しみ



妊娠中の10ヶ月の間、お腹の赤ちゃんの事を考えない日はないと思います。

最近は、超音波診断で初期の頃に性別がわかるようになり
当院に通っていらっしゃる妊婦さんのほとんどが性別を聞いているようです。

そんなある日のこと。
性別を聞かないという方針で出産をむかえたご夫婦がいらっしゃいました。

どちらでも健康に生まれて きてくれれば…という思いでいらっしゃったようですが、
周りから「お腹が前に出ているのは男の子」と言われ続けて
ずっと男の子だと思っていたそうです。

予想に反して生まれてきた赤ちゃんはとても可愛い女の子でした。
「まさか女の子だとは思ってもいませんでした」
「あんなにお腹を蹴っていたのはあなただったのね、お転婆になりそうね」と
ご夫婦で赤ちゃんに語りかけていました。

かつて私も性別は聞かない派でした。
あれこれ妄想を膨らませ洋服は黄色を選び、
どちらでもいいように準備していました。
どんな顔をしているのか、どちらに似ているのか?
そして男の子か、女の子か?あれこれ考えながら過ごしていました。

性別を聞く聞かないはもちろん自由ですが、
情報がすぐ手に入る時代だからこそあえて聞かないというのも
宝箱を開ける時のようなワクワクしたときめきがあっていいなあと思いました。


京急沿線には早春を告げる菜の花の苗が育ち始めました。
いつもお手入れをして下さっている方に感謝です。




0 件のコメント:

コメントを投稿