2014年2月4日火曜日

妊娠の喜びと不安



振り返れば、かれこれ20年以上も前のお話になります。


新しい年を迎えて、心も春に向かっていたちょうどその頃
体調がいつもと違うことに気づき、産婦人科の病院を受診しました。
今みたいにエコーも普及しておらず、写真もいただけない時代でした。

「妊娠していますよ」と医師から告げられた時、
これから新しく家族を迎えるという期待、夢、そして大きな喜びを感じました。
そんな気持ちを胸に家路を急いだことを思い出します。

携帯電話もない時代だったので、
主人に伝えたくても伝えられず今か今かと
主人の帰りをそわそわと待っていた、そんな健気な自分もそこにいました。

助産師の免許を取って働いていた独身の頃には
お産をされるママたちは皆、自分より年上の方達でした。

辛い陣痛を乗りこえて可愛い赤ちゃんを迎える姿に
たくさんの感動をもらっていたはずなのに、
いざ自分が妊娠したとたん喜びとは裏腹に
この先、順調にお産までこぎつけられるのかな・・・
という漠然とした不安もありましたし
先輩のママたちのように、
自分も無事に生んで育てられるのかな・・という不安もありました。

時代は変わってもこういう複雑な気持ちは変わらないのかなと思います。

妊娠初期のみなさん、あと数ヶ月後には新しい家族を迎えることになりますね。
神様が与えてくださった小さな命、
かけがえのない大切な宝物を一日一日大切に育んでいってくださいね。

女性にしかできない「命を宿し育む」というこの貴重な時間を
じっくりと楽しんで欲しいなと思います。
どんな人にも喜びと同じくらい不安もあると思います。
些細なことでも構いません。
どうぞ健診の時に声をおかけください。
ぜひお力になれたらと思います。



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